
料金を安く使うだけでなく携帯電話の事業者が障害を起こした時も安心して使えるようにデュアルSIMについて考えます。
eSIMってやつのことですか?

デュアルSIMの機能
デュアルSIMには4つの機能があります。
ここでは「DSDV」による運用を考えていきます。
DSDVとは
デュアルSIMデュアルVoLTEの略です。
2枚のSIMの両方で待ち受けが可能。
2つを自動で切り替え。
2つのSIMで同時に4Gが使用できる。
活用法
1.相手によって違う電話番号を使う。
これはプライベート用と仕事用とか、広く大勢に伝える電話番号と身内の人にだけ教える番号など様々な使い分けが考えられます。
2.通話とデータ通信で使い分ける
トータルでの通信料、通話料を今よりも安くするために利用します。
3.メールアドレスは変えたくないが通信費を安くしたい
現在のキャリア(MNO)を残したままサブブランドやオンラインプラン、格安SIM(MVNO)を利用します。
4.相次ぐ通信障害に備える。
ここでは2から4について考えていきましょう。
対応端末
iPhone XR以降のiPhone。
Google pixelなどのandroid機。
その他のSIMフリー端末。
iPhone、Google pixel以外のキャリアが販売しているandroid機はほぼほぼデュアルSIMには非対応なので注意が必要です。
本来、デュアルSIMに対応しているGalaxy S22などはドコモから買うとDSDV非対応なので必ず購入前には確認するようにしましょう。
eSIMは必ず必要か?
スマホの端末によりますが、物理SIMカードを2枚以上挿入できる機種(トリプルSIMスロットの機種もあります)もあるので必ずしもeSIMが必要であるわけではありません。
SIMロック解除
キャリアから購入した端末にはSIMロックがされているものがあります。
またバンド規制をしている端末もあるので、利用しようと思っているサービスの公式ページで、問題なく使えることを確認しましょう。
料金を安くするDSDVの組み方
例
1.ただただ安くしたい。
日本通信「合理的シンプル290プラン」(月額290円)とpovo2.0(月額0円)で月額290円。
2.LINEは沢山使う。
LINEMO「ミニプラン」(月額990円、3GB、LINE無制限無料)とIIJmio(みおふぉん)のeSIM(ドコモ回線)(2GB月額440円)で月額1,430円。
3.通話は沢山する。
楽天モバイル(月額1,078円)とpovo2.0(月額0円)で月額1,078円。
などが考えられます。
通信障害に備える。
先日もau(KDDI)が通信障害を起こしたことも記憶に新しいのですが、各社の過去の通信障害(大規模のものだけ)をみていきましょう。
2018年12月 ソフトバンク LTEデータ通信利用不可、音声通話利用不可
2021年10月 NTTドコモ データ通信サービス利用不可、音声通話利用不可
2022年7月 au(KDDI) データ通信サービス利用不可、音声通話利用不可
2021年4月、2022年3月 楽天モバイル データ通信サービス利用不可、音声通話利用不可(いずれも「公式」には3時間前後で解消)。
もうどこのキャリアを使っていても安心とは言い切れませんよね。
それでは上記「料金を安くするDSDVの組み方」をもう一度見てください。
必ず他の通信キャリアと組み合わせるようにしています。
電話番号を2つ周知するとか面倒はありますが、一方が不通になった時でももう片方は利用できるように組んでいます。
知り合いの安否や救急車や警察が呼べないというリスクからヘッジする考え方が必要となります。
安く安心してスマホを使うために
DSDVによって料金を安く使うだけでなく、携帯電話の事業者が障害を起こした時も安心して使えるように、これからスマホの買い替えを考えている方はDSDV機を視野に入れて選ぶとよいでしょう。
楽天が0円だった頃は有力候補だったのですが有料化になった今、povo2.0や日本通信290円プランなどを視野に入れて考えていきたいものです。


ahamoは何故出てこないのでしょうか?